まだ殆ど誰も気付いていないであろうトーボウさんの凄い所を紹介します。
それはビアンコヒルズストーリー2の大風車付近でリセットするときに行う小技の精度が高いということです。
丁寧に説明しますと、マリオサンシャインではポーズメニューの「コースから出る」を選択して、暗転してコースから出てしまう前にムービーが始まる判定や別のエリアに入る判定を踏むと、ドルピックタウンに戻るのではなくタイトル画面に戻るというのがあります。
ピンナパークストーリー1でメカクッパのムービーが始まる判定を踏む直前に「コースから出る」を選択して、それから判定を踏むとムービーが終わった状態になるという短縮技がありますが、あれをピンナパークストーリー1以外でやるとタイトル画面に戻ってしまうというわけです。
トーボウさんはそれを利用して、風車壁キックの時点で上手くいっていないとき、風車壁キックの練習をした後にその小技でタイトル画面に戻るというのをよくやっていますが、その精度がめちゃくちゃ高いのです。
小技をボスパックンのいる屋根の上で行おうとすると、勢いをつけて屋根に乗り、ポーズメニューを開いて「コースから出る」を選択するわけですが、まず勢いをつけて屋根に乗った時点でムービーが始まる判定を踏まないようにするのが結構シビアです。
ピンナパークストーリー1のように助走を付けるのに十分な距離があれば水滑りでいいのですが、屋根の上は距離に余裕がないため素のダイブで乗る事になり、その上軽い上り坂のような地形なので勢いがすぐ落ちてしまいます。
その為判定ギリギリの場所にダイブで乗り、すぐさまポーズメニューを開く必要があります。
屋根の上に余裕がないのであれば、空中でポーズメニューを開けばいいじゃないかと思うかもしれませんが、マリオサンシャインは空中でポーズメニューを開くことができないので着地した瞬間を狙う必要があるのです。
そういった理由から難易度が高いのですが、トーボウさんがミスをしていた記憶は殆どないです。
私も記録狙い中にたまにやるのですが、3〜4回に1回くらいしか決まってないと思います。
そんな高難易度技をホイホイ決めつつ、成功しても特にリアクションもせず淡々と記録狙いを続ける男、それがMr.トーボウなのである。